フライパンひとつで作れる本格派のおいしさ
里芋とエビのオイル蒸し
エビの赤さのもとになっている色素・アスタキサンチンはがん予防にもなるといわれるほど。免疫力を高めて老化を防止してくれます。胃の粘膜を保護して肝機能を強化してくれるヌメリ成分を含む里芋とのコンビで、体を温めながら病気を防いでくれます。
■材料(4人分)
- 里芋
- 8個
- エビ(ブラックタイガー)
- 12尾
- オリーブオイル
- 大さじ3~4
- にんにく
- 1かけ
- 白ワイン
- 1/2カップ
- あらびき黒こしょう
- 適量
■作り方
- ①里芋は皮をむいて2つに切り、塩少々(分量外)を振ってもみ、洗って水けをきる。エビは尾の1節を残して殻をむく。にんにくは粗みじん切りにする。
- ②フライパンにオリーブオイルをにんにくを入れて熱し、里芋を並べ入れる。白ワインを回し入れてふたをし、弱めの中火で4~5分蒸してエビを加える。
- ③さらに2~3分蒸し、里芋に竹串がスッと通ったらあらびき黒こしょうをたっぷり振る。
金目鯛と大根、しめじの和風蒸し
細菌やウイルスへの抵抗力を高めるキノコ、抗酸化作用で体のさびを防止する大根、疲労を回復してくれるビタミンB群が豊富な金目鯛。お互いの効果を高め合って、冷えやカゼに負けない体作りに。ホカホカメニューで一層栄養の吸収が良くなります。
■材料(4人分)
- 金目鯛
- 4切れ
- 大根
- 10cm
- しめじ
- 1パック
- (A)
- 水、酒
- 各大さじ2
- みりん
- 大さじ1
- しょう油
- 大さじ1と1/2
- 顆粒だしの素
- 小さじ1/3
- しょう油
- 適量
■作り方
- ①金目鯛は皮に切り込みを入れておく。大根は皮をむいて長さを半分に切り、せん切りにする。しめじは固い部分を除いて小房に分ける。
- ②フライパンに大根、しめじ、金目鯛を並べ、Aを上から順番に振り入れて弱めの中火にかける。ふたをして5~6分蒸し煮にする。
- ③煮汁ごと取り分け、好みでしょう油をかける。
かぶと豚バラ肉の蒸し煮 レモンガーリック風味
弱った胃腸をととのえ、消化吸収を高めてくれるかぶと、疲れを取ってくれる豚肉、その疲労回復効果をさらに高めるレモン汁がパワーを発揮。活性酸素の害を取り除いて体を若返らせ、新陳代謝を活発にしてくれます。体の芯からあたたかさがみなぎります。
■材料(4人分)
- 豚バラ薄切り肉
- 300g
- かぶ
- 4個
- かぶの葉
- 2個分
- 油
- 大さじ2
- 酒
- 大さじ6
- (A)
- レモン汁
- 2個分
- 酒
- 大さじ2
- にんにく
- 1かけ
- 長ネギ
- 10cm
- ごま油
- 大さじ1
- 砂糖
- ふたつまみ
- 塩
- 小さじ1
- こしょう
- 少々
■作り方
- ①豚肉は食べやすく切る。かぶは厚めに皮をむいて半分に切り、3等分のくし形切りにする。かぶの葉は3cm長さに切る。
- ②Aのにんにくはすりおろし、長ネギはみじん切りにする。残りのAを加えて混ぜ合わせておく。
- ③フライパンに油を中火で熱し、豚肉を炒める。色が変わったらかぶとかぶの葉を加え、酒を回し入れてふたをする。弱火にして3~4分蒸し煮にし、ふたを外してAを回し入れ、火を止める。
フライパングラタン
牛乳やチーズといった乳製品にバランスよく含まれるアミノ酸や、レチノールなどのビタミン類、カルシウムなどのミネラルは、寒い時期にぜひ取りたい栄養素。細胞を丈夫にして抵抗力を高め、寒さで縮こまりがちな精神状態も安定させてくれる優れモノです。
■材料(4人分)
- 鶏むね肉
- 1枚
- 小エビ
- 100g
- グリーンピース
- 適量
- マカロニ(9分ゆでのもの)
- 120g
- 玉ネギ
- 1/2個
- バター
- 大さじ2
- 小麦粉
- 大さじ3
- 水
- 2カップ
- コンソメ顆粒
- 小さじ1
- 牛乳
- 1カップ
- ピザ用チーズ
- 100g
- 塩、こしょう
- 各少々
■作り方
- ①鶏むね肉は食べやすい大きさに切る。玉ネギはみじん切りにする。
- ②フライパンにバターを中火で熱し、玉ネギと鶏肉、小エビを炒める。小麦粉を振り入れ、こがさないように炒め、水を2~3回に加えてそのつどよく混ぜる。
- ③マカロニを加えてふたをし、弱火にして表示時間通りに煮る。
- ④マカロニに火が通ったらコンソメ顆粒と牛乳を加えて混ぜて中火にし、塩、こしょうで味をととのえる。ふたをして弱火にし、全体にとろみがつくまで3分ほど煮詰める。
- ⑤グリーンピースとピザ用チーズを散らし、ふたをして弱火で2~3分煮て火を通す。ふたを外して火を強め、1~2分煮詰めるようにして火を止める。
鮭とジャガ芋のフライパンパエリア
DHAやIPAといった、脳細胞を活性化させて血行をよくする成分を豊富に含む鮭。ジャガ芋にも含まれる、強力な抗酸化作用で若々しいお肌づくりにも役立ちます。さらに作りたてのアツアツなら発汗作用もあり、カゼを寄せつけない美肌が期待できそうです。
■材料(4人分)
- 米
- 3合(450g)
- 生鮭
- 3切れ
- ジャガ芋
- 大2個
- 玉ネギ
- 1/2個
- にんにく
- 1かけ
- オリーブオイル
- 大さじ3~3と1/2
- 湯
- 3カップ
- コンソメ顆粒
- 小さじ1
- 白ワイン
- 大さじ1
- 塩
- 小さじ1と1/2
- こしょう
- 少々
- レモン
- 適量
- パセリ
- 適量
■作り方
- ①鮭は骨を除いて3つに切り、やや強めに塩、こしょう(いずれも分量外)を振る。ジャガ芋は皮をむいて縦に6つ割りにして水にさらし、ざるに上げて水けをしっかりきる。玉ネギはみじん切りに、にんにくは薄皮をむいておく。湯にコンソメ顆粒を入れて溶かしておく。
- ②フライパンにオリーブオイル大さじ1~1と1/2を中火で熱し、鮭とジャガ芋を並べ入れて4~5分焼きつけるようにして両面焼き、焼き色がついたら取り出す。同じフライパンに残りのオリーブオイルを足し、にんにくと玉ネギを入れて炒める。香りが立ったら米を洗わずに加えて米が透き通るくらいまで炒め、①の湯を加えて大きく混ぜる。
- ③白ワイン、塩を加え、中火で5分ほど、ときどき混ぜながら静かに煮る。取り出しておいた鮭とジャガ芋をのせてふたをし、弱火にして15分ほど炊き、ふたを外して中火で1~2分加熱し、チリチリと音がしたら火を止める。
- ④レモンのくし形切りを添え、パセリのみじん切りをふる。