翌日も美味しいアツアツの煮込み料理
和風ビーフシチュー
弱った体を回復させる効果の高いアミノ酸・リジンを豊富に含む牛肉と、ビタミンCやβ-カロテンを含む根菜をじっくり煮込んだシチュー。免疫力を高め、皮膚や粘膜を丈夫にして、さまざまな病気から身を守ってくれます。血行もよくなり、温め効果満点です。
■材料(4人分)
- 牛バラシチュー用肉(ももでも)
- 450g
- 塩、こしょう
- 各少々
- ジャガ芋
- 3個
- ごぼう
- 20cm
- ニンジン
- 1/2本
- 玉ネギ
- 小1個
- 水
- 4カップ
- 油
- 小さじ2
- 小麦粉
- 大さじ2
- コンソメ顆粒
- 小さじ1と1/2
- (A)
- 酒
- 大さじ1と1/2
- みそ
- 小さじ2
- 中濃ソース
- 大さじ3
- トマトケチャップ
- 大さじ1と1/2
- 砂糖
- 少々
■作り方
- ①ジャガ芋は皮をむいて4つに切り、水にさらして水けをきる。ごぼうは斜め薄切りにして水にさらし、水けをきる。ニンジンは皮をむいてひと口大の乱切りに、玉ネギはくし形に切る。牛肉に塩、こしょうを振る。
- ②厚めの鍋に油を熱して中火で玉ネギを炒め、しんなりしたら肉を加えて炒め合わせる。肉に焼き色がついてきたら、小麦粉を振り入れてさらに炒める。
- ③②の粉っぽさがなくなってきたら水4カップとコンソメ顆粒を入れ、ジャガ芋、ごぼう、ニンジンも加えて煮る。煮立ったらアクをすくい、弱めの中火で5分ほど煮る。
- ④Aを加えて味をととのえ、弱火で30~40分煮込む。
韓国風肉豆腐
体内の脂肪を燃やし、どんどん体を温めてくれるキムチと、冷え性を改善してくれる牛肉、血行をよくしてくれる豆腐、そして血液をサラサラにして抗菌作用の高いネギの組み合わせ。それぞれの働きを補い合って、強力に体調をととのえてくれます。
■材料(4人分)
- 牛切り落とし肉
- 300g
- 白菜キムチ
- 160g
- 豆腐
- 1丁
- 長ネギ
- 1本
- (A)
- 水
- 2カップ
- 鶏ガラスープの素
- 小さじ1
- 酒
- 大さじ2
- 砂糖
- 小さじ4
- しょう油
- 大さじ2強
- ごま油
- 少々
■作り方
- ①牛肉は大きければ食べやすく切る。キムチは大きければひと口大に切る。豆腐は水きりして食べやすい大きさに切る。長ネギは縦半分に切ってから斜め薄切りにする。
- ②鍋にAを入れて中火で煮立て、肉をほぐしながら加える。肉の色が変わってきたらアクをすくい、肉を鍋の端に寄せて豆腐とキムチを加える。
- ③弱火にして10分ほど煮、ネギをのせる。
野菜たっぷりチリコンカン
メキシコ料理に使うチリパウダーは、辛くない唐辛子の一種を使ったミックススパイス。胃腸を丈夫にし、体を温めて疲れを取る効果は唐辛子とほぼ同じです。にんにくや玉ネギが血行を促進して、食べれば汗が吹き出すようなスパイシーなメニューです。
■材料(4人分)
- 白菜
- 1/2株
- 合いびき肉
- 250g
- 水煮大豆
- 200g
- 玉ネギ
- 1/2個
- にんにく
- 小1かけ
- オリーブオイル
- 大さじ1
- チリパウダー
- 小さじ1/2
- コンソメ顆粒
- 大さじ1弱
- トマトペースト
- 大さじ2
- 塩、こしょう、カイエンペッパー
- 少々
■作り方
- ①白菜は軸と葉に分け、軸のほうは1~1.5cm角に、葉は2~3cm角に切り、別々にしておく。玉ネギとにんにくはみじん切りにしておく。
- ②鍋にオリーブオイルを入れて弱火にかけ、にんにくを炒める。香りが立ってきたら玉ネギを加え、中火で透き通るまで炒める。合いびき肉を加え、ポロポロになるまで炒める。
- ③②にチリパウダーを振って炒め、強火にして白菜の軸を加え、しんなりするまで炒める。白菜が透き通ってきたら葉の部分と大豆を加え、全体を混ぜながら炒める。
- ④コンソメ顆粒とトマトペーストを加えて混ぜ合わせ、強めの中火で時々混ぜながら15~20分汁けを飛ばすように炒め煮にする。味をみて、塩、こしょう、辛味をつけたければカイエンペッパー(一味唐辛子でも)を加えてととのえる。
白菜と肉だんごの中華風煮込み
内臓の調子をととのえて高すぎる血圧を下げる効果のあるといわれるカリウムを豊富に含む白菜と、ビタミンB群がたっぷりの豚肉との組み合わせには、体内の老廃物を排出させ、免疫力を高める効果が。肉だんごに加えたショウガのパワーも加わって体を温めます。
■材料(4人分)
- 白菜
- 1/2株
- 豚ひき肉
- 300g
- しいたけ
- 2個
- ショウガ
- 1かけ
- (A)
- 卵
- 1個
- 酒
- 大さじ1と1/2
- こしょう
- 少々
- 片栗粉
- 小さじ1
- 水
- 1と1/2カップ
- 鶏ガラスープの素
- 小さじ1と1/2
- (B)
- 塩
- 小さじ2/3~1
- 酒
- 大さじ2
- オイスターソース
- 大さじ3
- 砂糖
- ひとつまみ
- しょう油
- 大さじ1と1/2
- ごま油
- 少々
■作り方
- ①白菜は4cm長さのざく切りにする。しいたけは軸を切って7~8mm角に、ショウガはみじん切りにする。
- ②豚ひき肉を粘りが出るまで練り混ぜ、Aを加えてさらによく混ぜる。①のしいたけとショウガを加えてさらに練り混ぜる
- ③鍋に白菜を重ねるように入れ、水を加えて強火にかける。煮たって白菜のかさが減ってきたらふたをし、強めの中火で6分ほど煮る。水分が出てきたら鶏ガラスープの素を加え、さらに1~2分煮る。
- ④②のたねを8等分して丸め、③の鍋に入れる。再び煮立ったらBを加え、ふたをして弱めの中火で15分ほど煮込む。
みそおでん
胃の粘膜を保護する里芋、胃腸の働きをととのえるこんにゃくや大根、カルシウムや良質なタンパク質を豊富に含む厚揚げ。アツアツに煮込んだこれらの具材が消化吸収の働きを正常にし、血行をよくして末端まで新鮮な血液を運びます。冷え対策にぴったりですね。
■材料(4人分)
- 厚揚げ
- 1枚
- こんにゃく
- 1枚
- 里芋
- 8個
- 大根
- 8cm
- 昆布
- 10cm
- (A)
- みそ
- 40g
- 水
- 大さじ1
- 砂糖
- 大さじ2
- みりん
- 大さじ1
- (B)
- みそ、砂糖
- 各小さじ4
- 白すりごま
- 大さじ2
- みりん
- 大さじ4
- しょう油
- 小さじ1/2
■作り方
- ①土鍋に水を8分目まで入れ、昆布を入れて30分以上おく。
- ②厚揚げは縦に4つに切る。こんにゃくは水から2~3分ゆでて三角形になるように切る。 里芋は皮をむいて水から1~2分ゆでてゆでこぼし、さらに水を加えて10分ほどやわらかくゆでておく。大根は2cm厚さの輪切りにし、皮をむいてかくし包丁を入れる。水からやわらかくゆでておく。
- ③Aは小鍋に入れて混ぜながら火にかけ、とろりとしたら火からおろす(甘みそ)。Bも同様に混ぜながら火にかけ、とろりとしたら火からおろす(ごまみそ)。それぞれ器に盛っておく。
- ④①の土鍋を火にかけ、煮立つ直前に昆布を取り出し、②を1切れずつ串に刺して土鍋に入れる。温まったら取り出し、好みのみそをつける。
鶏肉のカムジャタン風
キムチにも含まれるにんにくが血中脂肪の燃焼と発汗を促し、たっぷり加える酒の血行促進効果も加わって、暑いと感じるほどに体があたたまります。鶏肉に含まれるレチノールとジャガ芋のビタミンCが肌荒れや肌の乾燥を防ぎ、疲労回復効果も満点です。
■材料(4人分)
- 鶏もも骨つきぶつ切り肉
- 700g
- ジャガ芋
- 3個
- 水
- 3カップ
- 酒
- 1/4カップ
- 白菜キムチ
- 80~90g
- (A)
- 鶏ガラスープの素
- 小さじ1
- 酒
- 大さじ1
- しょう油
- 大さじ1
- にんにく
- 小1かけ
- みそ
- 大さじ1と1/2
- ごま油
- 少々
- 長ネギ
- 1/2本
■作り方
- ①鶏肉はざるに入れて熱湯を回しかける。ジャガ芋は皮をむいて4つに切り、水にさらして水けをきる。白菜キムチは小さく切る。
- ②鍋に①の鶏肉、水、酒を入れて中火にかけ、煮立ったらアクをすくって弱火にし、40分ほど煮る。
- ③ジャガ芋を加えて強火にして煮立て、Aとキムチを加えて落としぶたをし、弱めの中火にして10分ほど煮る。にんにくをすりおろして加え、みそを溶き入れてさらに煮る。煮汁が約半量になったら、ごま油を回し入れ、長ネギをみじん切りにして振りかける。